シスターフッドの出版社アジュマブックス出版書籍!韓国フェミニストたちの戦いを書いたドキュメンタリー小説『ハヨンガ』



みなさんこんにちは。 LOVE PIECE CLUBラフォーレ原宿店スタッフNです。

お店にお越しくださるお客様と生理についてお話をしていると、

「女性の人生は痛みと共にある!!」

とつくづく思います。

個人差はもちろんありますが、

私の場合、PMSで一週間ほどイライラや不安感などの症状が続き、

その後、いよいよ生理になったら腰痛だとか吐き気だとか不快感だとかに長ければ一週間は不調。

ということは、つまり実質ひと月の半分ほどは不調ということ????不利すぎる。。

改めて、常に人生ハードモードのなか生きる私たちを愛でたいと思ってしまいました。

さて先日、アジュマブックスから6月に出版された書籍『ハヨンガ』を読みました。

『ハヨンガ』は、92年生まれの韓国フェミニストたちが17年間つづいた巨大アダルトサイトを潰したドキュメンタリー小説です。

読んでみて、 これは「知っているようで、知らなかった」だ!

女性が受ける痛みは、持って生まれた身体から湧き出てくるものだけではないことを 物語を通して文字で突きつけられている! と感じました

そのため、正直あまりのリアルに読み進めるのが苦痛に感じる部分も多くありました。

(特に最近は、女性にとってつらいニュースばかりで耐えられず、摂取量を控えてしてしまっているので、その報いですね…)

でもそれは女性である限り、本の中の女性たちが受ける残虐さと隣り合わせ。全くもって他人事ではないとわかるから。

しかし同時に、女性たちの賢さと強さが『ハヨンガ』には詰まっています。

実在した韓国フェミニスト集団『メガリア』の戦いっぷりは、常に気持ちの良いほど激しく、かつ的確。

受けた卑劣さを同等の野蛮さで返すパワーに圧倒されます。

私も有害さには「血祭りだー!!!」と瞬発的に怒れるパワーを持ち続けたい。

許せないことを許せないままでいたいと強く思いました。

思い返してみると、

学生時代のアルバイト先では、全く意味のわからないクレームを言ってきた人が

ガタイのいい男性従業員の前では態度が急変したり。

大学の飲み会で先輩にパートナーはいるのかと聞かれ、いないと答えると

「○○ちゃんはね~もっとこうした方がいいよ。その方が男ウケいいからさ」などと、要らぬアドバイスを受けることも。

私を使って憂さ晴らしすんな!! 「わからないなら教えてあげるよ~」じゃないんだよ!

好きでこの服を選択しているって発想には至らないのかよ!!

と今なら瞬発的に怒れる自信があるが、当時の私はそうではなかった。 モヤモヤしながらその気持ちをうまく言語化できずに抱え込むしかない。

『ハヨンガ』はうまく私たちの中にあるモヤモヤを言語化してくれます。

例えば、小説の中で、『雑巾(訳注・男によって使い古された女)』という女性嫌悪表現が出てきます。

最悪極まりない言葉です。でもこの言葉を言われた女性は萎縮してします。 なぜそうなってしまうのか。

本の中にこんな言葉がありました。

『羞恥心ってのは本能でもなければ自然な感情でもない。単に「こういうとき羞恥心を感じるはずだ」っていう共通認識を、私が受け入れてしまっただけ。』


あの時のモヤモヤが浄化される。そんな気持ちでした。

所謂「いい女」「ヤリマン」などのレッテルは、男性が決めたレールの中から発生していて、私たちはそのレールの中にいつの間にか入ってしまっていただけ。

そのようなレッテルに、自分自身の価値を決定されることはないのだということを物語と言葉で伝えてくれます。

『ハヨンガ』はフェミニストたちの勝利の記録。

大人しくいることをやめてレールに気づき脱すれば、個人とってだけでなくみんなが生きやすい未来が待っていると気づかせてくれる記録。

女性たちの勝利をさらに増やしたい。切実に。

そして、タイトルにもある『ハヨンガ(ハーイ、おこづかいデートしない?)』は元々、男性が女性に売春を持ちかけるときに使った言葉。

しかし『メガリア』は、この言葉を奪い、持つ意味もを変え、今では仲間内の挨拶になりました。

これからはこの言葉を聞くたびにフェミニストたちの勝利を思い出すでしょう。

フェミニストたちの勝利に勇気をもらえる一冊。

ぜひ、手に取ってみてください

みなさん、ハヨンガ〜♪